ようつべのビジネス動画でパレートの法則について言及されていた。すなわち、ある課題に取り組んで100点を取るために10時間かかった場合、80点までは2時間で達成していたが、残りの20点を取ろうと頑張ったために10時間かかってしまった、ということ。そういうパターンが一般的であるという意味で、パレートの法則を紹介していたのだ。
パレートの法則はイタリアの経済学者パレートが発見したが、後に批判されたらしい。ようつべの動画で紹介されていたことは、現代におけるパレートの法則による事象の一つであるようだ。まあ、詳しいことは知らない。
さて、でも80点までは短時間で到達でき、完璧を目指すとその何倍もの時間がかかる、というのは仕事などの場面でよくあると思う。例えば、ライターが原稿を書いていてまあそこそこ満足できるレベルであれば、そんなに時間はかからない。しかし、言い回しの妙や語彙の駆使、助詞の選び方にまでこだわった秀逸な原稿を書こうとすると、かなり時間がかかる。
私はよく後輩ライターなどに、70点くらいの原稿でいい、スピードと量を大事にしよう、と言っている。そして、100点をあげたくなるくらいよくできた原稿を書くライターがいるが、そういう人は、一つ書くのに驚くほど時間をかけていたりするのである。
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