杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

グルメ無思想

仕事柄、外食する機会が多い。出張で地方都市を訪ねることも少なくないのだが、話題の店の話題のランチとか、郷土料理とかご当地グルメを食べることはあまりない。

食べることへの欲求がそもそも少なく、体にいいあっさりしたものであれば良いと思っているので、東京で食べる時はだいたい立ち食い蕎麦にする。好物は中華料理なのだが、これはランチだとたいてい量が多くお腹がぱんぱんになってしまうのであんまり食べない。

一人で食べる時は、だからだいたい立ち食い蕎麦、ときどき中華になる。他人と一緒にいる時は相手に合わせて、基本的にはどんな店にでも付き合うようにしている。値段が高くついたとしてもさほど気にしない。それが相手の好む料理や店なのだと知れて参考になるからだ。またその店の料理がよほど美味しければこんど一人でも入ってみようかなと思う(が、まぁ一人で再訪することはまずない)。

夕飯でも同じである。どうして複数で行動している時に高価な店に入るのを気にしないかというと、上記のことはもちろんだが、複数で狭い立ち食い蕎麦屋に入っても会話がつまらんからだ。テーブルなりカウンターなりに着いて話すのは食事の楽しみの一つだと思っている。料理の良し悪しはほぼ気にしない。グルメ無思想なのだ。