杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

水族館×建築

日本は「水族館大国」

宮沢洋、Office Bunga『イラストで読む建築 日本の水族館 五十三次』(青幻舎、2022年)を読みました。

全国の水族館を紹介するのみならず、それらを建築的なポイントとともに伝える本です。日本は100館近い水族館を有し、それがなんと世界の五分の一の量に相当するらしいです。知る人ぞ知る「水族館大国」であり「水族館先進国」でもあるため、その建築技術についても技術の進歩を受けて反映されている、とのこと。厳選した53館について、その見どころをイラストとともに伝えています。

世に水族館紹介本は多数ありますが、つまり水族館×建築というテーマのものは見たことがなかったです。

各水族館とも、それぞれ趣向を凝らして造られていることがよくわかりますね。私は、東京の水族館は数年前に閉館した東京タワー水族館を含め全て見ましたが、全国にはまだまだ行っていないところが多数あります。本書も参考にしつつ回りたいです。

また、◯◯×△△は、ビジネスの領域でしばしば耳にする言葉です。◯◯だけだと市場によくあるものですが、△△を掛け合わせると希少価値が高くなる、さらに□□も掛け合わせるとほとんど競合はいなくなる、と。ものを書き、発信する身として、こういう点も参考になります。