板橋区立郷土資料館がリニューアルのため休館するというので、見に行った。9月1日まで開催していた企画展は「郷土資料館、50年の展示」という、過去の展示の振り返りだ。一方、一階で常設展示されているジオラマを使った複合演出「ムラの世界」などがリニューアルを機に撤去されるとのことで、最後に見ておきたかった。
「ムラの世界」は、「古代の村 ―成増一丁目遺跡―」「徳丸村 ―江戸の村―」「六月十日 ―板橋の空襲―」の三部構成になっていて、各時代の住民の暮らしをジオラマと映像を見ながら知ることができる。私はジオラマがこれを最後に撤去されてしまうのをTwitterで知ったが、他にも同じようにネットで情報を入手して資料館に足を運んだ人が多くいたようだ。
ジオラマは森や家や神社などが細かく再現されていて、改めてきちんと見たが面白かった。「ムラの世界」は一階の常設展のかなりのスペースを割いて設置されていたので、この資料館の目玉展示の一つだったんじゃないだろうか。いずれにせよ、撤去されてしまうのは残念。
リニューアル後は常設展も新しくなるそうだ。
