板橋区立熱帯環境植物館(通称:グリーンドームねったいかん)は、東南アジアの熱帯雨林の環境を再現しています。基本的には植物館ですが、地下にはミニ水族館も備えられている楽しい施設です。
隣にある高島平温水プールと同じく、近くにある板橋清掃工場の余熱を利用した省エネルギー施設でもあります。東南アジアの熱帯を主な対象に、地球環境について学べるスペースもあるので、楽しみながら勉強もできます。
オープンは1994年なので、今年は25周年になります。ここで現在、世界最大のランとして有名だというグラマトフィルム・スペキオスム(タイガーオーキッド)が開花しています。開花が確認されたのは8月8日とのことですが、オープン以来初の開花であるらしいです。
花を見ると、黄色にいくつもの赤褐色の斑点が付いています。たしかに虎のような模様をしていて、タイガーオーキッドという通称が付いているのが納得できます。
関東地方の植物園で開花するのは珍しいそうですが、気まぐれな花なのでこのまま毎年開花してくれるのかは分からないらしいです。いずれにせよ、オープン25周年に文字通り花を添える記念開花となりました。