杉本純のブログ

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将門塚は動かない。

 

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仕事で大手町に行ったので将門塚の方へふらふら歩いていったらその区画が工事中だった。
工事とは、三井物産三井不動産が進めている大規模複合開発「OH-1計画」で、2020年に竣工する予定になっている。
敷地には2棟のオフィスビルが建てられ、広大な緑地も設けられるそうだ。将門塚はその緑地に連なり、緑は皇居までつながっていくようなイメージになるらしい。工事の飛来物などから守るためか、塚は上部をネットなどで覆われていた。
都心中の都心のような場所だから将門塚のスペースも使いたいところだろうが、三井物産三井不動産は「史蹟 将門塚保存会」の参与法人に名を連ねている。どかそうとすると祟りがあるなんていう噂もあるようだが。。

それにしても、都心の再開発の勢いはすごい。東京駅まで歩く間にもいくつか工事中の場所があり、しばらく大手町、丸の内界隈は落ち着かないだろうなと思った。ちなみに港区はもっとすごいようだ。

■OH-1計画 概要
所在地 :千代田区大手町1-2
事業主 :三井物産三井不動産
設計  :日建設計鹿島建設JV(デザインアーキテクト:SOM)
施工  :鹿島建設
着工  :2016年5月
竣工  :2020年2月末予定(※建物竣工後に外構整備予定)
構造  :S造、一部SRC造・RC造
階数  :A棟 地上31階、地下5階
     B棟 地上40階、地下5階
延床面積:358,041.81㎡
[出典:『東京大改造マップ2018-20XX』(日経BP社)]

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