樫原辰郎の『『痴人の愛』を歩く』(白水社、2016年)が面白い。 谷崎潤一郎の代表作の一つ『痴人の愛』を巡る推察と調査。冒頭は、作品の舞台を歩く中で巧みにその世界に引き込んでいく、上等な文学紀行の趣がある。 その中に興味深い記述があった。『痴人…
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