杉本純のブログ

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「阿部雄介写真展 生命の楽園ボルネオ」を見た。

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板橋区立熱帯環境植物館(グリーンドームねったいかん)で開催中の写真展「阿部雄介写真展 生命の楽園ボルネオ メガダイバーシティの森」を見た。

ボルネオの熱帯雨林の動植物を撮影した写真が多数展示され、どれも美しくて力強い写真ばかりでとても面白かった。「メガダイバーシティ」という言葉は初めて聞いたが、熱帯雨林というのは実に様々な表情を見せてくれて、興味は尽きない。

写真を見ているうちにいろんな空想、というか妄念みたいなものが湧いてきて、そうか、逆に言えば東京とかニューヨークとかの大都会は、さながら人間のジャングルのようなものかなと。自然の熱帯雨林がこういう多様な表情を見せてくれて面白いのなら、都会に生きる様々な人間を描出してみると人間絵巻のようになって面白いなぁと。バルザックの「人間喜劇」はさしずめ人間の熱帯雨林だったと言えるんじゃないかな、などなど、ふわふわ考えた。