杉本純のブログ

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ゲーム遍歴2 ゲームボーイ1

念願のゲーム機

「わが闘争」ならぬ「わが遊興」ということで、人生におけるゲームとの関わりを振り返る不定期連載「ゲーム遍歴」。第2回は任天堂の携帯ゲーム機ゲームボーイにまつわる思い出を書きます。

これが発売されたのは、Wikipediaを参照すると1989年4月のこと。当時の私は小学校高学年でしたが、記憶が正しければ、発売後間もなくこれを買ってもらいました。

前回も書きましたが、私の家にはファミコンが無く、そのことが当時の私には大きな不満で、なおかつ友人たちへの劣等感の要因にもなっていました。

ゲームボーイの登場は、例によって私の欲望を搔き立て、欲しい欲しい買ってくれ買ってくれと親に頼み込ませました。両親は私に根負けしたのか、はたまた他の何らかの思いがあったのか、ついに私にこの新しいゲーム機を買うのを許可してくれたのです。

当時のゲームボーイの価格はたしか1万5000円くらいで、ファミコンよりも高かったと記憶しています。親は、ただ買ってくれたのではありません。記憶を遡ると、私は当時、誕生日には希望のプレゼントをたしか6000円を上限に選んで良い、ということになっていました。そして、月に一度のこづかいは小学校の学年かける100円で、1989年4月というと4年生なので400円でした。それで、私はプレゼント代6000円をフルに使い、残りの9000円分は貯金から出して、さらに足りない分は親から借金(無利息)をして、毎月のこづかいから返済する、というやり方でゲームボーイをゲットしたと記憶しています。

私の誕生日は9月なので、私が念願のゲームボーイを手に入れたのは恐らく1989年9月です。発売後約半年経った頃になります。その頃の記憶はもう鮮明ではありませんが、手に入れた時の私は有頂天になっていたはずです。背面に単三電池を4本入れるところがあり、そこに電池をセットして、電源を入れると「ポコ」という音がしました。5cm四方くらいの液晶画面に、上からロゴマークの「Nintendo」がゆっくり降りてきて、真ん中あたりで止まって「ピローン!」という音が鳴りました。

最初に買ったソフトは…「スーパーマリオランド」だったような気がしますが、もう覚えていません。夢中になってやったのは「魔界塔士Sa・Ga」や「北斗の拳 凄絶十番勝負」などで、それを最初に買ったかも知れません。ただ、1989年9月に本体を手に入れたとなると、「Sa・Ga」や「北斗の拳」は発売がもうちょっと後なので時期が合いません。やはり「スーパーマリオランド」か、もしくは本体を買ったのは1989年12月のクリスマスの時、あるいは1990年の誕生日の時だったかも知れない、とも思います。