杉本純のブログ

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「いったん、しおりを挟みます。」

檀一雄の本を買った店

5月8日、三省堂書店神保町本店が一時閉店になりました。141年にわたって営業を続けてきたものの、ビルが老朽化したため建て替えることとなりました。2025年の新店舗オープンを目指し、しばらくは仮店舗で営業するとのことです。

当日、Twitter三省堂書店の公式アカウントや神保町本店のアカウントには何度も関連ツイートが投稿されました。冒頭に掲げた画像は、その一つです。

三省堂の神保町本店には、学生時代から十年以上にわたり行き続けました。思い出、というより買った本は数知れず、一時的なとはいえ、閉店してしまうのはやはり少し残念ですね。

もっともよく行ったのは恐らく4階の古書センターですね。古書の品揃えが気に入っていて、面白いのを見つけては買い求めた記憶があります。

新潮文庫檀一雄『リツ子 その愛・その死』を買ったのはたしかあの店で、買った時に店員が、「今日は同じ作品の旺文社文庫版も売れたんですよ」などと嬉しそうに話していました。

新店舗には古書センターは設置されるのでしょうか…。