杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

「稼ぐ力」

有益な一冊

小幡和輝『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』(小学館、2020年)を読みました。

メルカリに関する本をいろいろ探して読んでいる中で出会った本ですが、メルカリについて書かれている箇所はわずかでした。とはいえ「稼ぐ力」についていろいろな知見に接することができ、有益な一冊でした。

小幡は1994年生まれで、約10年間の不登校を経験。高校3年の時に起業。イベント事業などの会社だったようですが、自身はかなりのゲーマーでもあり、ゲームの家庭教師の事業も立ち上げています。

学校の授業の価値とは

タイトルからして子供向けの本といえますが、本書にいろんな発見がある大人は少なくないのでは、と思いました。私もそう。会社という組織にすがらず自分の人生を切り開くための考え方や、それを実現していくための方法も、お金のことも含めて述べられています。ためになった、というより色々と考えさせられました。

今や教育系ユーチューバーが多く出てきていて、学校の先生より面白い授業をしている、もし学校の先生の授業を子供がつまならないと感じているなら、先生の授業の価値はその程度だということだ、といったことが書かれていましたが、これは現役の学校教師はどう感じるのでしょう。

私は「ドラゴン桜」はドラマで見ていましたが、同じ原作者による「インベスターZ」を本書で初めて知り、読みたくなりました。