杉本純のブログ

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角川文庫リバイバル・コレクション

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高級感のある金色カバー

角川文庫のリバイバル・コレクションは、古書店で古本探しをしたことのある人ならたいていは見たことがあるのではないでしょうか。高級感と特別感のある金色カバー。いかにも数多の絶版文庫から精選されて復刊された感じで(実際そうなのでしょうけれど)、中身もすごいと思わせます。そんな感想を持ったのは、私だけではないと思います。

金色カバーでないリバイバル・コレクションもあるようですが、とにかく棚に並んでいる中で目立つので、こちらの方が印象が深い。

残ったのはバルザック作品

とはいえ、いま私が持っている金色カバーはバルザック『純愛(ウジェニー・グランデ)』、『セラフィタ』、エイゼンシュテイン『映画の弁証法』くらいで、『カーマ・スートラ』(バートン版)とか、他にも持っていたかも知れませんがそれらは処分したのだと思います。

蔵書派の頃は、ハイレベルな本を持っていることで自分のレベルも上がると思っていたところがありました。今はそういう「虎の威を借る狐」を卒業し、図書館派になっています。

上記の中ではバルザック作品が取っておく価値がありそうです。まぁそれらも図書館にありますが、バルザック作は解説文を読むためなどで何かと手に取るので。