杉本純のブログ

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終活

光陰矢の如し

朝日新聞1月12日朝刊16面「ラジオアングル」に、菊田あや子さんがパーソナリティを務める「ビバ!菊田あや子のエンド・オブ・ライフ」のことが載っていて、興味を抱き聴くようになりました。

番組のテーマは終活(end of life)で、文字通り、人生の終わりに向けて日々をどう過ごしていくのかというもの。私はまだ年齢的にはそういうことを意識する立場ではありませんが、親が終活を始めていることもあり、決して他人事ではないと思っています。

また「ラジオアングル」には終活のために大事な四つのこととして「健康、断捨離、やりたいことをする、会いたい人に会う!」という菊田さんのコメントが紹介されていました。思うに、それらは終活でなくても極めて重要なことであり、私自身、昨年ひどく体調を崩したためにそれらを見直したことがありました。健康は言わずもがな、そして断捨離ややりたいことをする、会いたい人に会う、というのはストレスを解消したり精神的な安定につながったりすることなので、大事です。

さらに、私はすでにBucket Listを書いています。上には親が終活をしているから他人事じゃないと思ったと書きましたが、光陰矢の如し、私自身もあっという間にそういう年齢に達するのだろうと考えています。そんなこんなで、一見すると縁遠いテーマの番組ですが、実は身近な話題を扱うためになる番組なのではなかろうか。そんな風に思い、聴くようになりました。

定命

番組の最新回(1月14日)は瀬戸内寂聴のことを話していました。寂聴が言っていた、平たく言えば寿命を意味する「定命(じょうみょう)」という言葉を切り口に、人間は今やそう簡単には死ななくなりで、五十歳や六十歳になってもまだまだ人生が続く、やり残したことやることで、悔いなく人生を終えられるのではないか、といった内容です。菊田さん自身、60歳の時に94歳の母親を看取った経験があったからこそ、そういう風に思ったとのことです。

ちなみにBucket Listは『最高の人生の見つけ方』という映画のテーマになっています。