板橋区立美術館で8月28日から10月3日まで開催している館蔵品展「目力展」を見てきた。自画像、肖像画の他、象徴的に目を描いたものなど「目」の存在を感じさせる作品を紹介するコレクション展で、「見る/見られる」の関係について考察を促すものだ。作品はいずれも日本の近代絵画であるらしい。
まあどんな作品だろうと、画家の肉体の目か心の目に映ったものが描かれているはずなので、古今東西の全絵画作品は「目力」を宿しているといえるだろう。展覧会の趣旨はあまり気にせず、肩の力を抜いて見た。
面白かった。抽象的なものから具象的なものまで色んなタイプの絵が出ていて楽しめた。日本の近代絵画のことはほとんど分からないが、イタビのコレクションの豊富さはよく分かった気がする。
本コレクション展は無料である。会期中、また足を運ぶかもしれない。近所にイタビのような場所があるのはありがたいことだ。