杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

自分会社

山崎元『会社は2年で辞めていい』(幻冬舎新書、2007年)にこんなことが書かれている。

自分の人材価値のマネジメントを考えるうえでは、自分自身のことを、「自分」という一人の社員だけを使い、「自分の労働」という商品・サービスを売っている会社だと思い、これを経営すると考えてみよう。自分を対象化して客観的に眺めることができるし、物事が非常に考えやすくなる。

この本は転職などを切り口にしてキャリア戦略を述べたものだが、上記の一節は独立を考える際にも言えることじゃないかと思った。また、ことさらキャリアなどと言わずとも、普通に社会人として行きていくうえでごく常識的な思考なんじゃないか、とも感じた。

私は会社員だが、会社に勤めていてもいなくても、この「自分会社」思考を失いたくないものだ。