杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

仕事を生み出せるかどうか

新型コロナウイルスの影響は深刻で、私はニュースや新聞の知識しかないが、経済活動が減速するというのは恐ろしいもんだと思う。こういう状況下でもできる仕事があるのはありがたいことだ、という思いが強い。

この間に漠然とながら感じたのは、仕事ってのは貰う立場の人は弱く、創る立場の人は強い、ということだ。この弱い・強いは相手との力関係の意味も含むが、それよりもむしろ、人生や社会を生きる上でのたくましさや主体性の高さ、という意味が大きい。

仕事を貰うことを中心にして生きる人は、言うなれば川上から物が流れてこなければ物も金も得られないので、流れてくるのをじっと待つしかない。仕事を創る人は、言うなれば物を川下へ流す人であり、流した最終地点で誰もそれを買ってくれなければやったことがパーになるリスクはあるものの、仕事の有無を他人に動かされることなく自分で決めるのである。

もちろん、中には流れてくるのを待つしかないタイプの仕事がある。しかし、「貰う」意識ではなく「創る」意識があれば、待っている間は酒など飲まず技術や知識を高めておく、という方へ切り替えることができるだろう。常に仕事を「創る」意識を持っていたい。