2020-04-19 映画『二十六夜待ち』評 佐伯一麦 図書館に行けないので過去の新聞を調べられないのだが、日経新聞2017年12月22日夕刊に、映画評論家・宇田川幸洋による映画『二十六夜待ち』評が出ているようだ。ネットで読むことができる。 評価は星(★)五つが満点で「今年有数の傑作」だが、『二十六夜待ち』は星三つ「見応えあり」である。主人公である男の感覚に寄っていて、女の感受性が消えてしまうのは惜しい、女の感覚をもっと捉えていれば両者の関係の深化をくっきり描けただろう、といった評価をしているが、たしかにそうだと思う。