新型コロナウイルス感染拡大の影響で、なるべく家の中にいる、という人が多いと思います。
ある人のブログに、そんな時に読むべきおすすめ小説を紹介、という記事がありましたので、私も真似をして、面白い・興味深いと思える「おすすめ小説」を50ご紹介します。
真似をした相手のブログでは一人の作家の作品を複数あげていましたが、私はそれをせず、一人一作の紹介に挑戦してみます。
なお、中には新刊書店では入手できない絶版本もありますが、古書ならアマゾンでも買えますし、近所の図書館にあるなら予約すれば受け取れると思うので、無視してご紹介します。外国のものにはなるべく訳者を記しましたが、特に出版社、刊行年にはこだわりはないため書いていません。
1 ユーゴー『レ・ミゼラブル』(豊島与志雄訳)
2 バルザック『「絶対」の探求』(水野亮訳)
3 谷崎潤一郎『細雪』
4 大江健三郎『キルプの軍団』
5 車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』
6 佐伯一麦『ア・ルース・ボーイ』
7 山崎豊子『花のれん』
8 デフォー『ロビンソン・クルーソー』(平井正穂訳)
9 西村賢太『どうで死ぬ身の一踊り』
10 島田雅彦『君が異端だった頃』
11 島本理生『あなたの呼吸が止まるまで』
12 北方謙三『逃がれの街』
13 セルバンテス『ドン・キホーテ』(牛島信明訳)
14 ゲーテ『若きウェルテルの悩み』(竹山道雄訳)
15 水上勉『フライパンの歌』
16 和田芳恵『暗い流れ』
17 百田尚樹『夢を売る男』
18 深沢七郎『楢山節考』
19 J.M.クッツェー『マイケル・K』(くぼたのぞみ訳)
20 スウィフト『ガリヴァ旅行記』(中野好夫訳)
21 アンデルセン『即興詩人』(大畑末吉訳)
22 森鷗外『ヰタ・セクスアリス』
23 泉鏡花『高野聖』
24 田山花袋『蒲団』
25 フォークナー『アブサロム、アブサロム!』(藤平育子訳)
26 今村夏子『こちらあみ子』
27 近松秋江『別れたる妻に送る手紙』
28 青山七恵『ひとり日和』
29 葛西善蔵『子をつれて』
30 小谷野敦『悲望』
31 川端康成『伊豆の踊子』
32 カフカ『変身』
33 村上春樹『風の歌を聴け』
34 石塚友二『松風』
35 夏目漱石『坊っちゃん』
36 石川淳『黄金伝説』
37 阿部和重『インディヴィジュアル・プロジェクション』
38 江戸川乱歩『江戸川乱歩傑作選』
39 上田秋成『夢應の鯉魚』
40 松本清張『風紋』
41 キャロル『不思議の国のアリス』
42 ポオ『モルグ街の殺人事件』
43 日影丈吉『かむなぎうた』
44 山田詠美『最後の資料』
45 島尾敏雄『死の棘』
46 夢野久作『瓶詰の地獄』
47 埴谷雄高『深淵』
48 池井戸潤『金融探偵』
49 徳田秋声『新世帯』
50 老舎『駱駝祥子』(立間祥介訳)
思いつくまま並べてみましたが、もっとこの作家を出さなくては、と思った人が何人もいます。とまれ、こうして見るとやはり私の読書がけっこう偏りがあることが痛感されます。