杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

憂鬱だけれど…

朝晩はたいてい憂鬱になる。寝床の中にいると、死ぬとか、孤独になるとか、貧しい生活を送るとか、そういう不幸がいずれ自分に降りかかるような気がしてきて、ひどく気が沈むのである。

どうしていつも憂鬱になるのかは分からないが、人生とか仕事には正解がなく、先はどうなるかは誰にも分からない、だから完全な安心など決して得られないからかも知れない。

見城徹藤田晋『憂鬱でなければ、仕事じゃない』(講談社、2011年)で、見城は憂鬱なことが三つ以上ないと不安になる、と述べ、人生は暗闇の中でのジャンプの連続だ、と述べている。

自分の憂鬱に特に意味づけをするつもりはないが、自分を鬱病だとか神経症だとか思うよりは、人生の現実に目を背けていないからだ、と思う方が良い気がする。