2020年1月18日に常設展をリニューアルしてオープンした板橋区立郷土資料館。先日、さっそく足を運び、新しくなった常設展と特別展「高島平の歴史と高島秋帆」を見てきました。
常設展は板橋区の歴史の概略を伝えるもので、リニューアル前の常設展と主旨は同じですが、さらに情報が整理されて紹介されている印象を受けました。リニューアル前の常設展にあったジオラマによる複合演出「ムラの世界」が撤去されたのは残念でしたが、それでも見応えは十分でした。
特別展は2階で展開され、1階から上る階段の手摺りには高島平の歴史を辿る詳細な「高島平年表」が展示されており、それだけでも地元好きの私には垂涎ものです。展示の中身は、区域内の遺跡の発掘資料や高島秋帆の関連史料、高島平団地の成り立ちや変遷を資料から伝えるもので、高島平のことを広く深く知ることができます。
高島平はその名を付けられてから50年が経ち、住民の高齢化と団地の老朽化が進んで一つの節目を迎えています。これからの展開も含めて、その歩みを知ることができるのはとても興味深いですね。このような企画展を無料でやってもらえるのはありがたい限りです。これからもちょくちょく足を運びたいと思います。