杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

鬼を笑わせない。

「来年のことを言うと鬼が笑う」というが、未来の心配ってのはたしかにいくらしてもし尽くせない。結局はその時ごとにベストだと思う選択をしていくしかなくて、もちろん吉と出る場合があれば凶と出ることもあり、縁と同じように、一見したら吉と見えたものが凶に転じるってこともあるだろうしその逆だってあるだろう。

最近は調べ物や書き物に留まらず、色んな活動を開始したのだが、それには少々、お金もかかっているのだけれど吉と出るか凶と出るかはやっぱりどれだけ考えたって分からない。お金も時間も無駄になるかも知れない。けれども自分としてはそれをやるのが今の時点でもこの先のことを考えてもベスト(ないしベター)だと思えたのでやったまでのことで、それをやれば必ず上手くいくなんてことがあるはずがないのは分かっている。

やろうかな、やるべきだ、と思う気持ちが、やりたくない、やらない方が良さそう、に勝るのならそれはもうやる方がいい。行動する方がいい。行動しなくて後悔するくらいなら行動して後悔する方がよほどマシではないか。

「来年のことを言うと鬼が笑う」のだから、鬼を笑わせない方へ行きたいものだ。「明日のことを思い煩うなかれ」とはマタイの福音書にあるらしい。同じことだと思う。