杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

10000件突破

このブログの総アクセス件数が一万件を超えた。桁が一つ増えたことはちょっと嬉しかったが、開設して一年と五か月ほど過ぎてようやく一万件に達したのが喜ぶべきことなのかどうか、分からない。。

記事の最近の傾向と言えば、自分が「思っていること」を書く量を減らし、「事実」を書く量を増やしていることだろうか。その顕著な例が、佐伯一麦に関する書籍や記事を読み、その背景にある事実を調べて書いている記事で、ここでは意見や思いは事実の伝達をする中に少し差し挟んでいる程度である。

記事である以上、読む人にとって少しでも価値があることを書こうと思ってそうしたので、私の思想や意見や思いつきなどは他人にはどうでもいいことなのだ。しかしTwitterなどのSNSを見ると、多くの人は自分が「思っていること」をしたためている。人気のある藝能人などがそういうことを書けば人は支持するかも知れないが、「事実」の方が価値は高いのではないかと思う。とはいえもちろん私もネタが続かないこともあり、漠然とした思想めいたものを書くこともなくはない。

アクセス数は微増傾向にあり、ありがたいことに褒めてくれる人も増えている。読者の支持が広がっているのは事実なのだが、やはり最大の狙いである、まとまった書き物の発表へと漕ぎ着けなくてはならない。これからも文学研究、地域研究、そして創作物を発表し続けていく。それらを発表し、認められた時が、本当に喜ぶべき時であると思っている。