杉本純のブログ

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写真展「『西台3丁目』誕生の頃」

板橋区西台図書館に行き、「『西台3丁目』誕生の頃 昭和四十三年」というささやかな写真展を見た。板橋区公文書館が所蔵写真を貸し出しての展示となり、普段は決して足を運ばない図書館だったが面白そうだったので見てきた(開催時期は2月1日から27日までで、すでに終了している)。

「西台3丁目」は昭和43(1968)年3月1日に誕生したとのこと。昭和43年というと、高島平の地名ができたのが1969(昭和44)年で、高島平団地への入居が始まったのが1972(昭和47)年だから、板橋区で人口が増えつつある時期か。しかし、高島平団地と西台ではちょっと距離があるし、双方の街の歩みがどう関連しているかについて、詳しいことは分からない。

とまれ、展示は面白かった。都営6号線(現・都営三田線)の巣鴨・志村間が開通した時の写真があったが、駅名の「志村」は今の「高島平」のこと。

ちなみに板橋区公文書館は、東京23区で唯一の公文書館であるらしく、図書館の展示に協力してこうして写真を貸し出してくれるのはありがたい。公文書館には幾度か足を運んだことがあるが、かなり深い調べ物ができる。