地元の図書館に限らず、職場近くの図書館もよく利用している。地元と職場は東京の中でも違う区なので二つの区立図書館に利用者登録をしているのだが、それぞれ複数の図書館を擁しているため、合計すると十以上の図書館を利用できることになる。
だからたいていの本は見つけられる。片方の区立図書館は文学の本の品揃えがずばらしく、マイナーな作家の全集だとか文藝雑誌のバックナンバーも充実しているため、調べ物も苦もなくできる。また両図書館ともホームページからの予約が可能なので、興味が湧いた本があればスマホで調べ、あれば予約することができる。どの図書館で受け取るかの指定ももちろんできる。予約が重なっていない限りはすぐに回送されるため、営業日の翌日か翌々日には届く。届けばメールで通知が入るので、どちらの図書館でも仕事の帰りに寄ればすぐに入手できる。便利だ。
これまでさまざまな調べものをしてきて、探している本が両図書館になかったことはほとんどない。95%くらいは、どちらかの図書館にあった。ない場合は都立図書館から取り寄せることもでき、これなら99%くらいは探し出せるだろう。
ずっと昔に絶版になったマイナーな文藝雑誌などは見つからないことが多いが、その雑誌に関わった作家・評論家の記念館があれば、そこで見られることもある。また、雑誌なら大宅壮一文庫があるので、こちらで探してみるのも良いだろう。
調べ物をする者にとって、図書館は必須の存在と言える。私は図書館ヘビーユーザーである。