杉本純のブログ

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「ドラえもん」は好き

昨日、「北斗の拳」について、あれは大人の観賞に堪えるものではなく、例えば子供などに読むといいと勧めることはできない、という記事を書いた。

それはアニメの「アンパンマン」についても言えることで、あれは子供に人気だが、かなり単純な勧善懲悪ストーリーであり、その上、最後は必ずといっていいほど、暴力で問題を解決する話になっている。

それらと比べて、アニメ「ドラえもん」はすばらしいと思っている。のび太はいじめられっ子であり、復讐心がある上、陰険なところもあり、スケベでもあって共感できるしリアリティがある。ドラえもんの道具を使って復讐したり悪戯したり、スケベな目的を満たそうとするが、最後は失敗するなどユーモアもある。作者の実体験や思いがどれだけ投影されているのかはわからないが、大人になってから見ると、人間のどうしようもない部分や醜さが巧みに描かれていると感じるのである(とはいえ、わざわざ時間を作ってまでして見ようとは思わないが)。

ドラえもん」は子供などに推薦できる。