杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

街を見るのが好き。

団地で生まれ育ち、今も団地に住んでいる。

団地は、日本の戦後の経済発展を住宅供給という形で支えたもの、という認識が強く、最近はよく自分の生い立ちをそういう流れの中で眺めたりしている。

団地に限らず、街をそういった視点を含めて眺めるのは実に楽しいもので、最近は都市計画や街づくりに関する本を読むことが多くなった。分野でいえば不動産とか建設になる。

私はライターなので決してその分野の専門家ではないのだが、本などを通して知見を得ると、街を見るのがさらに楽しくなってくる。現在に歴史を感じるというか、目で見ているものの背景にあるものを感じられるようになるから。

住宅やビルはもちろんのこと、駅、通り、橋、公園、学校、商店街、パブリックアートに至るまで、すべてがそこに存在する理由と経緯がある。それはごく当たり前のことだが、普段の生活の中で改めて意識して見ると、街の存在感が感じられるようで面白い。

写真は夜の高島通り。中山道志村坂下から、環八につながる笹目通り新大宮バイパスへと連絡する幹線道路。夜でも車がビュンビュン走っている。

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