杉本純のブログ

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自分を責めるのもほどほどに。

夏の休暇が終わる。

今年は有休休暇も使って九連休にした。五月の大型連休ほど自分の時間を持てなかったが、やりたいことをいくつか、小さい歩みながら進めることができたのは良かった。

何もしないとだらけてしまうので、この連休にやるべきことをtodoリストにし、それらをつぶしていった。ただし、あまり高望みはせず、さほど困難なくできることを列挙した。そしてリストは数日で全部つぶすことができ、それで満足した。

どうしてそんなことをしたかというと、リストなど作らずあれこれたくさんやろうとして出来ず、イライラしたことがこれまで何度もあったからだ。

自分の力量や現状の生活に対し、不満は多い。すると、連休となると高望みして、そのマイナスを一挙に逆転させるべく、やりたいことを過剰にやろうとしてしまいがちになる。しかし、普段そうしていないのに、休みだからといってガーっと集中して大量にやろうとしても、なかなかできないものだ。仮にできたとしても、無理矢理にやったものだからきちんと身についていなかったりするし、その後また続けられない生活に入って結局忘れてしまったりもする。私は長年そのことに気づかず、高望みしては挫折しさらにフラストレーションを溜め込むという悪循環の中にあった。しかし、近ごろはそうはならないようになってきたと感じる。

高望みして挫折すると、自分を責めてしまう。それは、現在の自分をこんなんじゃダメだダメだと否定することにつながる。そういう心理状態で過ごしていると、不満を他人に向けたりしてしまい、状況がどんどん悪くなっていく気がする。

私はもうアラフォーだが、この世代はその生い立ちのために、自己肯定感が足りていない人が多いそうだ。それが人生を暗転させることにもつながっているらしいので、自分を責めるのもほどほどにして、これだけできたんだからいいじゃないかと考える方が得なように思う。