杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

2021-11-26から1日間の記事一覧

佐伯一麦「虫が嗤う」

佐伯一麦の短篇「虫が嗤う」を読みました。これは「海燕」1985年6月号が初出で、単行本『雛の棲家』(福武書店、1987年)に収められました。 内容は、言わば「海燕」新人文学賞を受賞した「木を接ぐ」の続篇で、生まれたばかりの赤ん坊を育てる主人公夫婦の…