杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

2020-11-14から1日間の記事一覧

斎木クロニクル

佐伯一麦の『遠き山に日は落ちて』(集英社文庫、2004年)の池上冬樹による解説を読んでいたら面白い箇所があった。 主人公斎木の周辺の人物に目を転ずると、小学二年の息子(八三頁)は『鉄塔家族』では十四歳の家出少年として出てくるし、仙台の居酒屋の女…