杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

2019-07-20から1日間の記事一覧

佐伯一麦と庄野潤三

庄野潤三の講談社文芸文庫『野菜讃歌』(2010年)は、庄野の死後刊行された。解説を担当したのは佐伯一麦で、このたび、それに関連する佐伯の過去の書き物をいくつか探索したのだが、これが面白かった。 佐伯の解説「反響の余韻」は、随想と庄野潤三論が混ざ…